2014/03/02

10月20日踏査まとめ

10月20日(日)、現地調査のため、再び宮城県石巻市雄勝町を訪れた。

この日は山形駅から飯野川までバスで移動し、公共交通の確認を行った。普段見られない地元の病院や公共施設を経由しながら移動することで現地の暮らしを少し垣間見ることができた。
飯野川からは雄勝タクシーで移動した。タクシードライバーの中年の男性から今の現状についてお話を伺えた。


【行き】
 山形駅(6:57)→(8:06)仙台駅(8:17)→(9:41)石巻営業所(9:57)
 →(10:53)飯野川(タクシーで約40分)→(11:33)雄勝

【帰り】
 雄勝(16:20)→(17:00)飯野川(17:10)→(18:05)石巻営業所(18:09)
 →(19:35)仙台駅(19:40)→(20:47)山形駅


上雄勝にある新山神社と雄勝原にある雄勝森林公園(地図TRST学生メンバー作成)

 タクシードライバーから雄勝町の現状を伺う(笠原胡桃撮影)

はじめ現地のタクシードライバーの方に教えていただいた、新山(にいやま)神社で行われているというお祭りに足を延ばすことにした。新山神社には、雨にも関わらずたくさんの人の姿があり、祭りの中央では法印神楽(ほういんかぐら)が演じられていた。雄勝法印神楽は、雄勝町内の各地区の神社における祭りで奉納され、古くから雄勝の人々に親しまれてきた。

新山神社で行われていた秋祭りの様子(笠原胡桃撮影)

雄勝石でできた石碑が倒されて集められていた(笠原胡桃撮影)
次に雄勝森林公園に向かった。同公園は東日本大震災の影響で休園中であり、現在は仮設雄勝森林団地(32戸)と仮設雄勝森林団地2(10戸)がある。前回踏査で知り合った、雄勝の歴史に詳しい山下氏と再会し、前回伺った内容を元に再度雄勝の歴史について伺うことができた。特に雄勝古道や雄勝新道、釜谷トンネルなどの主要道の関係や成り立ち、漁業や硯石など産業の営み、国定公園と観光化の関係などを断片的に多岐にわたって伺うことができた。


雄勝の歴史に詳しい山下氏にお話しを伺う(笠原胡桃撮影)
少しづつではあるが雄勝法印神楽を見学したり、地域の方々にお話を伺っていく中でつながりが増えている。このつながりを大切にしてこれからの活動につなげていきたい。
(記:笠原隼也)